私の好きなアニメ、化物語シリーズに登場する人生の師、貝木さん。
見るからに怪しい、怪しい詐欺師。自分でも詐欺師って言っちゃってるし。
彼の生きざま、考え方は私と似ています。彼の言う言葉もよくわかる。
いや、違うな。現在の私と似ているだけであって、昔の私には刺激が強すぎるような考え方だ。
今の私も相当卑屈な大人になってしまったという事だろう。
さて、では代表的な彼の名セリフを2つ紹介しましょう。
周りを気にしてばかりいた過去の私に言ってやりたかった言葉ばかりだ。
その1
「そのとおり俺は偽物だ。俺は大した人間ではない。
そして、お前も大した人間ではない。俺は劇的ではなく、おまえも劇的ではない。阿良々木、お前はどうなのかな?
俺はお前に質問してみたい。お前の人生は劇的か?
悲劇的か 喜劇的か 歌劇的か」
その2
「かつてお前に乱暴しようとした男の話だ。
車にひかれて死んだらしいぞ。お前とはなんの関係もない場所で、お前とはなんの関係もなく、そして、なんのドラマもなく。
お前が気に病んでいる過去などその程度だ。決別するだけの価値もない。
今回の件からお前が得るべき教訓は、人生に劇的なことを期待してはならないということだ。」
実に冷め切った、客観的な、夢を見ない思考である。この考え方が正解か、間違いか、というのはないのだろうけど、深く味わえる言葉だった。
人生を悟ったような、それでいて自分の意思を持った言葉である。
さて、ここからは私(管理人)自身の過去物語だ。悲劇をまとった、愛と注目を欲しがる痛い子だったのだ。
↓
私は以前、
「Aが治ったら、次はBを気にし始めてしまう、あぁぁ悩みが尽きない」
などと、自分を悲劇の主人公だと考えていたことがある。
なんで自分だけいつもこんな苦労しているの?なんで自分だけこんな苦しいの?俺ってスゲエかわいそうじゃない??と。
しかし、実際問題、他の人からは見られて(興味を持たれて)いないのだ。他人から良く見られたいのに、主人公であるために悲劇をまとったのに、、、、注目されない。
相反する想い。
確かにそうだったよな。自分だけが可愛い存在だった。
「悩みが尽きない」とか、「ハンデを負ってる」状態とか、自分を『悲劇の「主人公」』に思っていた。
でも他の人から見たら、周りにいる関係者数百人の1人なのである。周りからしたら、主人公ではないのである。
「全然○○君(管理人)のこと、そんな風に思っていなかった」とか「全然意識していなかった」である。
それは思いがけない反応であった。
むしろ興味がない「脇役」なわけ。
なんだ。悩んで損していた。
Aが治ったら、次はBを気にし始めてしまうよ。
それは他の人からよく見られたいと思うところから発生するわけで、
でも他の人からは残念ながら見られていないわけで。
じゃあ、ドラマも何もないじゃんっていう。
そのとおりだな。
実例:
「俺、○○(管理人)のことデブだって思ってなかったわ」=そんな意識して他人なんて見ないしwww
気にするから、悩む=人によく思われたい ⇒自分はかわいそうな状況である。
『俺だってあとから「そういえば俺も肩こってるわー」とか思い出したように言ってただろ。
つまり「気にしてなかった」んだよ。』
そんな風に友に諭された。
Aという事象がある=Aとして気にするか、Aがあることすら気にしないのか。
「はげてても、本人が気にしてないんやで笑」
うんうん、少しだけ笑顔が増えそうだ。
今日のまとめ
・・・俺は大人になっていくにつれ、「気にする」ことが増えたんだろうか・・・悲しいかな。