マンガは人生の教科書だ。
と、いうことで、今回はドラえもんから紹介したいと思います。ドラえもんは子どもが見るテレビ番組、もしくは映画ドラえもんは大人が見て、実は子どもよりも感動するもの、という評価が一般的ではないだろうか。
しかし、私が強く進めるのは『マンガ』ドラえもんである。
マンガのドラえもんには映像作品にはない、なんらかの理由(大人の理由)で省かれている言葉や表現があるのだ。
少し、作者藤子の思想が強く出ているといったほうがいい。だからこそ、名セリフはそこから生まれるのだ。
そこで、こちら⬇︎
『人にできて、きみだけにできないことなんてあるもんか』
ぐさっとささる一言。
この『人』がどういったニュアンスかは分からないが、この場合、のび太もその『人』の群の中にいるのだろう。ドラえもんはたとえ、能力が低いと思われるものでも、それは本当にそうなのか、と懐疑的に問いかけているように思う。甘え、比較、放棄、いろんな言葉が裏に潜んでいるようで、自分を律したくなる、そんな名言だ。
俺はダメな社員だから、できなくて仕方ないよね?この不慣れな仕事の部署に配置した人事部が悪いじゃん?
できないことを自己肯定していた。
でも、ほぼ同じ学歴、社歴を過ごしてきた。研修を、先輩と過ごしてきたんだ。
同僚にできて、俺にできないことはないんだ。