【名言】伊坂幸太郎小説作品 「砂漠」から




こういう西嶋みたいな性格になれる人が、ヒーローになるんだろうな。




砂漠

あらすじ

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。

麻雀にはピンフって役があるんですよ。平和って書いて、ピンフなんだけど、俺はね、そのピンフを一生懸命作っていたんですよ。平和を願ってピンフを、点数安いのに、頑張って作ってるのにね、まわりのオヤジたちがどんどん、邪魔して、俺を負かすんですよ。俺は、世界を平和にしようとしているのに
──西嶋

俺たちがその気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ
──西嶋

自分たちさえ良ければいいや、そこそこ普通の人生を、なんてね、そんな生き方が良いわけないでしょうに
──西嶋

見苦しいけど、見苦しくない。西嶋を見てると、何でもできる気がするんだよなー
──鳥井

自分の身体を使って、身体を痛めつけて、ぶつかっていく。やっぱりああじゃないといけないですよ。自分の皮膚で触れた部分が世界なんですよ
──西嶋

目の前の人間を救えない人が、もっとでかいことで助けられるわけないじゃないですか。歴史なんで糞くらえですよ。目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ
──西嶋

才能のある人間ほど虐げられる
──西嶋

みんな、正解を知りたいんだよ。正解じゃなくても、せめて、ヒントを欲しがってる
──鳩麦

俺は恵まれないことには慣れてますけどね、大学に入って、友達に恵まれましたよ
──西嶋

人間とは、自分とは関係のない不幸な出来事に、くよくよすることですよ
──西嶋

人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである
──学長

結局、僕たちはばらばらになる。なんてことはまるでない、はずだ
──北村


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